進化したバイクシューズS-WORKS TORCH
新型のフラッグシップシューズ、S-WORKS TORCHが登場して早2か月!
たくさんのライダーの方に足を入れて頂き嬉しいフィードバックをたくさん頂いております。
今回は、改めて個人の感想も加えながら進化したシューズを深堀したいと思います。
高価格帯のシューズの特徴は、シューズ自体が型崩れしないので長期間フィット感が変らない事。特に踵の型が崩れてしまうとホールド感は皆無になります。型崩れしてホールド感がなくなったシューズを使用していると、シューズの中で足を動かなくするためにアッパー部分のBOAやベルクロを強く締め込みたくなり、中足骨を圧迫します。結果的に神経を圧迫して足に痺れや痛みが出たり、小指球周辺が痛くなったりといろいろな弊害が出てしまいがちです。
SPECIALIZEDのシューズは過去作も含め、踵のフィット感(ホールド感)にとても拘っています。ただ、2モデル前のS-WORKS6では踵のフィット感が非常にタイトに(狭く)作られていたため、合う方と合わない方の差が激しかったように思います。前作のS-WORKS7では改良され、多くのユーザーの方に選ばれるシューズとなりましたが、それでも踝(くるぶし)周辺が当たる方、アッパーの硬さを気にされる方が多かったですね。個人的にはアッパーは半年から1年ほど使用しているとだんだん馴染んできて、フィット感が増してきました。
今回のS-WORKS TORCHは、そのあたりがすべて解消されている印象です。
履き心地は生地が柔らかくなったことで履き始めから足にピタッと馴染みます。
踵のホールド感はさらに増しながらも、左右専用設計のヒールカップを採用する事で自然なアライメントを維持し、アキレス腱周辺にさらなる余裕を持たせて快適性を高められています。
踝(くるぶし)部分も当たりにくくなりました。
前足部は通常モデルで4㎜、ワイドモデルで7㎜広がっています。日本人の幅広/甲高でも問題なく使用できます。
BOAダイアルが斜めに設置されたことでベルクロのテープが無くなったにも関わらずフィット感は向上。強く締めこまなくても、足が遊ばない安心感があります。
ソールは軽量化され、片側で20gも軽くなりました。持つだけでわかる違いです。
足、膝、股関節のアライメントを一直線に並べ前足部の自然な動きを支える前足部の1.5mmの内反ウェッジや、土踏まずを支える特許取得のアーチサポートをアウトソールなどは前作より引き継がれています。
デザインはBKとWTの2色展開。今後、カラー展開が増える可能性もありますが、最近のアパレルやシューズ、ヘルメットなどは『シンプルにカッコよく』が基本です。好みにもよりますが、何色も使ったカラーリングよりもスマートに着こなせるものが多いですね。
一見、シンプルなので特徴のなさそうなシューズに見えてしまいますが、履けばわかる素晴らしいシューズです。スペシャライズド福島では主要サイズの試着が可能です。ぜひ店頭でお確かめください。
ショップのイベント情報などが届きます。
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