スペシャライズドのホイールラインナップで最も軽量なカーボンホイール「ROVAL ALPINIST CLX II」をご紹介します。ROVAL ALPINIST CLX IIの最大の特徴は、リムがチューブレスレディに対応していることと軽さです。前作のROVAL ALPINIST CLXはクリンチャー専用でしたが、モデルチェンジしたROVAL ALPINIST CLX IIはチューブレスレディにも対応しています。さらに、ホイールセットでなんと1260gと超軽量！ロードレースやヒルクライム、ロングライドなどに最適です。

チューブレス化の最大のメリットは、内部摩擦の軽減による走行スピードとグリップ力の向上です。走行中タイヤは絶えず変形しており、チューブが入っている場合、タイヤとチューブが変形することで摩擦が生まれ、それが抵抗となり車体を前進させる為のエネルギーを奪ってしまいます。チューブレス構造ならば余計な摩擦がなくなり、効率的にエネルギーを使えるという仕組みです。さらにチューブがないことでタイヤの柔軟性が向上してグリップ感が良くなるというメリットも。

また、チューブがないということは、パンクの原因で一番多い、空気圧不足によるリム打ちパンクの心配がないため、空気圧を下げて走ることができます。空気圧を下げることで、タイヤが凸凹の地面をしっかり捉えてくれるので追従性が高まり、地面に吸い付く感覚の優しい乗り心地になります。さらに、タイヤがパンクするリスクが少ないので走行中のパンク修理に不安がある方も安心ですね。

ROVAL ALPINIST CLX IIはスペシャライズドのホイールラインナップで最も軽量なカーボンホイールでもあります。カーボンは、素材の特性として振動吸収性が高く、長距離の走行でも体への負担を軽減してくれます。さらに、一般的な完成車に採用されているアルミ製のホイールは前後で1800～2000gほどですが、ROVAL ALPINIST CLX IIはホイールセットで1260gを実現。この重量は他のカーボンホイールと比べてもトップクラスの軽量性を誇ります。軽量ホイールのメリットは、ゼロスタートからの加速性能に優れていることや軽快なハンドリング性能があげられます。特にロングライドやヒルクライムで、疲労が溜まっているときにその恩恵を感じられるかと思います。

ハブも新しくなり、前作のAlpinist CLXハブから50gの軽量化を達成しました。DT Swiss EXPインターナルフリーボディとSINCセラミックベアリングを採用し、とても滑らかな回転ですばらしい効率性と優れた耐久性を実現しています。

カーボンホイールは、変えてすぐ乗り心地の良さを実感できるアイテムです。試走ができるホイールを用意していますので自転車をグレードアップしたい方はぜひご相談ください。