スペシャライズドのクロスバイク型E-bikeの最上位モデル、Turbo VADO SL 5.0のご紹介です。20㎜のサスペンション『Future Shock1.5』を搭載し、フロントフォークはカーボンを使用し、優れた振動吸収性と軽量性を実現。さらにアシスト機能を制御するための頭脳MasterMindTCUは新型に刷新され、より見やすく直感的な操作が可能になりました。

VADO SL 5.0の大きな特徴は、電動アシスト自転車ながら車体重量が14.9kgという軽さです。一般的な電動アシスト自転車は20kg～25kg程度が一般的でしょうか。
その軽量性を実現するのは、スペシャライズドが得意とするトータル設計です。フレームはもちろん、バッテリーとモーターも自社で開発することで、すべての形状を考慮した設計となっています。最長120km走行可能な大容量バッテリーもダウンチューブに完全に内蔵し、専用のSL 1.1モーターもスポーツ自転車の外観を損なわないデザインです。

Future Shock1.5（フューチャーショック）は、ステアリングコラムに20mmトラベルのスプリングが内蔵されており、段差や路面からの振動を吸収します。スプリングは3種類から好みの硬さを選択することができ、必要に応じて交換も可能です。スペシャライズド独自のこの機構は、マウンテンバイクのフロントサスペンションのような働きをしてくれるので、上半身にかかる負担を軽減し、長時間のライドでも快適な乗り心地を実現します。

E-bikeのTurboシリーズは、スペシャライズド本社のあるアメリカカリフォルニアでデザインされ、バッテリーやモーターなど電気系統はスイスの専用工場で作られています。

MasterMind TCUデジタルスクリーンにはバッテリー残量、ライダーパワー、モーターパワーが数値で表示され、心拍計との連動など、細かなカスタムをMission Control アプリで行えます。

ギアは1×12段変速。リアスプロケットの歯数は11-50tを搭載したマウンテンバイク並みのギアセッティング。電動アシスト自転車にギアは要らないのではとよく言われますが、スペシャライズドが開発したSL（Super Light）モーターは回転数を重視したモーターです。スポーツサイクル本来のクルクル回すような軽快なケイデンス域（65～110rpm）で大きなアシストを発揮するように設計されています。低いケイデンス（ペダルの回転数）で大きなトルクを発揮すると、モーターが重くなるだけでなく、電力消費が激しく、大きく重いバッテリーを搭載する必要があります。車重が圧倒的に軽くe-バイクであることを忘れるほどの自然な乗り心地を強みとするTurbo SLシリーズでは、敢えて最大トルクを抑えることで乗り味を最大化しています。

前後ライトが標準装備されており、MasterMind TCUの電源を入れると自動的に点灯する仕組み。

足回りはDTスイスのR500ディスクブレーキ専用ホイールに、グリップ力と耐久性の高いスペシャライズドPathfinder38cのタイヤを組み合わせています。特にPathfinder（パスファインダー）タイヤは海外のグラベルレースでの優勝経験があるほどの高機能で人気のタイヤです。

カラー展開は、鮮やかなアルミの削りだしが特徴の1色展開です。

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